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author よしかげ|-│-
評価:
万城目 学
角川書店
もっちゃん!
『鴨川ホルモー』の副読本
『鴨川ホルモー』の空白を埋める6つの恋の物語

JUGEMテーマ:小説全般

このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、
威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、
励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。

商品紹介より。簡単すぎるがあらすじはこんな感じ。
ホルモーにかかわる六話のオムニバス。





鴨川ホルモー (角川文庫)ホルモー】を読んでいれば倍楽しい、そんな副読本。
短編、オムニバス、と侮るなかれ。どれも非常に面白い。短編にしておくのは
もったいないくらいの出来。どれももっと続きが読んでみたくなる。


【鴨川(小)ホルモー】
「王者」京産大玄武組での二人の巴御前、定子と彰子の話。
「京都府立植物園ホルモー」にて、京産大玄武組が9人しかいない京大青龍会に
なぜ敗れてしまったのか、その謎がここで分かります。
誰も知らない「鴨川(小)ホルモー」戦、雨の中での戦いは圧巻。
彰子の作った流しそうめんマシーンはぜひ映像で見たいものだ。


【ローマ風の休日】
楠木のバイト先での淡い恋の話。凡ちゃん頭との別れや安倍に告白に至る経緯
がここで分かります。もつれあう恋模様が憎らしい演出。楠木最高。


【もっちゃん】
本編安倍でもなく、「べろべろばあ」の店長安倍でもない、安倍の話。
なんというか、もうこれはなんの予備知識のないままに読んだ方がいい。
展開の秀逸さに舌を巻き、読後に心地よい余韻が残る色んな意味で「スゴイ」話。


【同志社大学黄竜陣】
今は無き同志社大黄竜陣のホルモーに芦屋の元カノが近づいて行く話。
芦屋との別れとか芦屋との関わりとかなんとも言えない。ますます芦屋の事が
これを読むと嫌いになる。それと同時に進んでいく黄竜陣のホルモー復活へのカギ。
ここで終わるのか!!!!と最後は文句言いたくなる。せっかくだから、そのまま
近づいて復活させて芦屋とホルモー戦すればいいのに、と心底思いました。
ラストシーンは鴨川(小)ホルモーにリンクしてるところがまた憎らしい。


【丸の内サミット】
ホルモーOBたちの話。舞台が東京、ってとこに今後大いに期待が膨らむ。
固定観念の怖さ。話してみないと分からないもの、見えないものが見えてくる。
人間ていいな、みたいな感じ。


【長持の恋】
立命館白虎隊の会長・珠実の話。泣いた。まさかホルモーで泣かされるとは
思いもしなかった。本当にいい話だった。悲しいのにあったかい。
ものすごいラストが用意されていた。それはもう拍手喝采。
でも長持ちのなべ丸からの最後の文は、何度読んでも鼻がぐぢゅぐぢゅになってしまう。



こんな六編です。なんというか、ネタバレになりそうな部分が多すぎてちゃんと
紹介できないのがもどかしい。鴨川ホルモー読んだら、ぜひこっちも読んで欲しい。
もっとホルモーが好きになります。
個人的には「長持の恋」が好き。なべ丸って実在した人物だったのにも感動。
思わず本能寺ノ変戦死陣没之諸霊を見に行きたくなりました。
(ネタバレしそうなので↑場所は反転)
それにしても、万城目先生ってどうしてこう女ゴコロというか女目線での話がウマいんだろう。
複雑な女ゴコロのツボをがっちり掴んでて感動もんだ。





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