memo(´し_`)mon

移転しました。→http://yoshicage.jugem.jp/

 

一定期間更新がないため広告を表示しています

author よしかげ|-│-
JUGEMテーマ:スティール・ボール・ラン

ウルトラジャンプ 2009年9月18日発売10月号

スティール・ボール・ラン #51 最後の砦


※ネタバレ有につき単行本派の方は観覧注意※




命がけの大統領戦

Dioの戦いはまさに命がけだった。大統領に与える一撃一撃にDioの思いの重さも
込められている。Dioも幼い頃の境遇は恵まれてるとはいえない。
「オレがいた人間世界の悲惨の【線】だ」
「このオレが手に入れるこの世界への【線】だ」
の言葉からも、Dioはジョニィと同じように常にマイナスの自分に負い目を感じていたのでは
ないだろうか。Dioはえげつない奴だったが、時折こうして垣間見せる人間的な部分が
ジョニィとは真逆の魅力がある。誰も信頼していない、常に一人のDioの翳の部分は、
ジャイロという存在がいるジョニィとは違う暗さがある。そこがまたDioの憎めない所だ。
ほぼ相打ちに近い状態での決着だったし、Dioは大統領を切り刻んだが大統領は死んでない。
まるで狙ったかのように最後に列車と線路に【はさまれて】しまった。
ジョニィがDioの敗因は大統領の決断力と言う。確かにそうだろう。
列車と線路に【はさまれる】という発想はできても、実行するのは至難の業だ(というか普通は無理)
それでもやれてしまった大統領の決断力はすごい。
と、なるとDioが命がけで掴んだ勝利もただの無駄死にだ。
Dioもあれで退場なのかも疑問だが。物語の中核を担ってきた割にあっけない幕切れだが、
さすがにあの状態での生存は難しいか。
ただ、あのDioなら首を挿げ替えて生き残りそうな気もするが・・・。挿げ替えるとしたら誰の?


互いの秘密を打ち明ける。

ジャイロとジョニィは列車突入前に互いの秘密を打ち明けあった。
ジャイロは自分の本名「ユリウス・カエサル・ツェペリ」であることを。
ジョニィは自分が虫刺されフェチで、女の子の皮膚が虫刺されでプチッと赤く膨らむ皮膚に
興奮することを。それを人にしゃべったらオレが引く、と返したジャイロには笑った。
この最終決戦目前の段階で、互いの秘密を打ち明ける行為は、相手を徹底的に信頼し、
友人のために命でも捨てる覚悟がある「善友」に近い気持ちでいるからではないだろうか。
善友とかいうと仏教色が強く出てしまうが、親友でも悪友でもなくもっと深い結びつき
なんだという言葉の一つで捉えてほしい。
ユリウス・カエサルの英語読みはかのローマ皇帝「ジュリアス・シーザー」だ。
ジュリアス・シーザーといえば信頼していた腹心に暗殺された人物だ。
ふと、ここで互いの秘密を打ち明けたということは、シーザーの過去が悲惨なものだった故に
どんなことがあっても裏切らない、という互いの気持ちの確認であり、誓いを楔としてジョニィに
打ったのかもしれないなんて思ってしまった。
2部のシーザーにあえて引っかけなかったのは、ちょっとあまりにもフラグ的なものを感じて
しまい切なくなるからという個人的な感傷ゆえです。


機関車を運転しているのは誰?

すごいところに気づいたな、ジャイロ。
運転しているのは大統領本体?


クマ注意

やたら看板が登場しているが、2人は機関車に向かって馬を進めているのに、
看板が何度も近くにある。離れているはずなのにまた戻されているからだろうか。
と、いうことは新たな能力者が近くにいる!?大統領!?(←さすがにそれはないか)
まさか涙の能力!?ルーシーか!?(←これも苦しい)



最後の戦いに向けてジャイロとジョニィも覚悟完了の様子だ。
でもただではルーシー救出まで辿りつけそうもない。
今回のはDioが色々と衝撃的だった。すごいな・・・毎回クライマックスだよ。




人気ブログランキング

【関連記事&リンク】
【お前が】SBR 弱点の証明 感想【「頭部」の部位だったのか】
【覚悟はあるか】SBR #49 デラウェア河へ(3) 感想【となりの世界】
【どいつもこいつも】SBR #48 デラウェア河へ(2) 感想【お前らを!】

SBR感想 #51 最後の砦 @JOJO

STEEL BALL RUN 19巻発売予定は11月4日(水)
author よしかげ|JOJO関連│-
<< ウルトラジャンプ 10月号 感想 | TOP | シドニーで「赤い朝」・・・これは・・・ >>
author よしかげ|-│-
| / |
RSS1.0ATOM0.3